天井裏のコウモリ駆除はどうすれば?知っておきたいポイント
コウモリは屋根裏や天井裏などの狭く、暗い場所を好みます。
そのため、コウモリが住みついてしまった場合、最初に天井裏や屋根裏へ対策を行い、追い出しを試みる必要があります。
しかし、生き物相手となると知識なく試みるには不安があるかと思います。
今回は、屋根裏のコウモリ駆除を行う方法や撃退後の消毒方法などさまざまなポイントについても解説していきます。
天井裏のコウモリ駆除を行う前に知っておきたい注意点
天井裏にコウモリがいると思ったら、早めに対策することが重要です。
しかし、いきなり駆除をするとさまざまな問題を引き起こす恐れがあります。
ここでは、コウモリ駆除をする前に知っておきたい注意点として次の2点について解説します。
・コウモリを触れてはいけない
・コウモリの殺処分は違法
・行政では対応しない
これらについて見ていきましょう。
コウモリに触れてはいけない
コウモリが天井裏に入ってきたら、つい直接棒や素手で追い払いたくなります。
しかし、直接コウモリに触れるのは危険な行為であり、見つけても安易に触れてはいけません。
その理由として病原菌の付着が挙げられます。
コウモリには危険な病原菌が多く付着しており、ヒストプラズマ症やエボラ出血熱のような致死性のある病原菌を持っているケースも少なくないのです。
実際、海外ではコウモリに噛まれたことで、非常に危険な狂犬病を発症し、死に至った例も報告されています。
このようにコウモリは直接触れると危険な一面を持っているため、触らないようにしましょう。
コウモリの殺処分は違法行為とされている
コウモリの殺処分は違法行為です。
たしかにコウモリは糞や騒音など、人間にとって害獣といえます。
しかし、害虫を捕食してくれるなど自然の循環にとって大きく貢献している生物であり、鳥獣保護法で保護されています。
鳥獣保護法の対象となっている動物は殺害を禁止しており、発覚した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金という、比較的重い罪に問われることがあるのです。
害獣なのに殺処分できないという矛盾を抱えているため、あくまで対策としては追い出すということがメインとなるのです。
行政では対応しない
コウモリは生活上の不便さを及ぼす存在です。
そのため、行政に相談すれば何とかしてくれるというイメージもあります。
しかし、行政では対応していないことがほとんどです。
確かに地方によってはイノシシやシカといった害獣被害については、行政が対応してくれるケースも少なくありません。
しかし、その対象にコウモリが入っていることはほとんどないので注意しましょう。
天井裏のコウモリ駆除の方法とは?知っておきたい4ステップ
天井裏のコウモリ駆除の方法として次の4ステップがポイントになります。
・住みついた場所の特定
・コウモリの追い出し
・天井裏の隙間をふさぐ
・コウモリの追い払い
1、住み着いた場所の特定
コウモリが住みついた場所を特定します。
天井裏や軒下に住むことが多いので、糞などを見つけて特定します。
乾燥した糞がコウモリの特徴となっているため、そういった糞を見つけたらコウモリがいると思って対策しましょう。
糞がある場合はマスクや手袋をつけて早めに片付けます。
2、コウモリの追い出し
次にコウモリを実際に追い出します。
換気扇や通気口といった場所、あるいは天井裏にアクセスできる穴から忌避スプレーを噴霧します。
そしてコウモリの出ていく様子が確認されたら、さらに燻煙剤を使用してくん蒸するのがポイントです。
商品によって異なりますが、およそ2時間程度で天井裏の隅々まで行き渡るので、ここまで使用したらコウモリはほとんど逃げていくことでしょう。
3、天井裏の隙間をふさぐ
コウモリを追い出したら天井裏の隙間をふさいで侵入経路を塞美ましょう。
屋根や壁の隙間にはシーリング材やネットなどをつけたり、換気扇、通気口は金網を使用します。
かなり工作が必要になるケースも多いので、難しい場合はコウモリ駆除の専門業者に相談して対策してもらうのがポイントです。
4、コウモリの追い払い
コウモリは一度住み着いた天井裏に再び戻ってくる性質があります。
そのため、再度やってこないように寄せ付けないための対策をすることが重要です。
ポイントとして、忌避剤を設置するのがポイントといえるでしょう。
コウモリを追い出したあとの対策も重要
コウモリを追い出したら、そのあとの対策も重要です。
主に糞の片付けと消毒をしなければ健康被害を及ぼすことがあります。
これらについてみていきましょう。
コウモリの糞の片づけ
コウモリの糞の片づけをします。
ここでは、マスクや手袋はもちろん、乾燥した糞が天井裏でホコリのように立ち上ることがあるので、眼鏡や帽子やいらない長袖などで体
全体を保護するのがポイントです。
そのうえで不要なほうきやちり取りを使って糞を片付け、それらごと廃棄しましょう。
殺菌や消毒
糞を取り除いたら、雑菌などの繁殖を防ぐために殺菌や消毒を行います。
アルコールのスプレーを中心に、吹きかけていき殺菌や消毒を続けていきますが、このタイミングでもさきほど紹介した防護する服装で対応します。
糞の片づけ後にそのまま続ける形で殺菌や消毒を行うようにしましょう。
そうすることで効率よく、コウモリ駆除後の片づけがスムーズに進められ、さらに糞を除去したあとに細菌が繁殖するといった状態も、かなり予防できます。
まとめ
天井裏のコウモリ駆除は、どのような場所にいるかを確認し、必要な対策をしていくことがポイントになります。
さらに害獣だからといって撃退のために傷つけてはいけない点や、ほかの害虫も持ち込むことがあるという点に注意しなければなりません。
今回は、そういった注意点の解説と追い出し方法、糞などの掃除や消毒についてまとめました。
これらの方法を参考にして、ぜひコウモリ駆除を試してみてはいかがでしょうか?
それでも、生き物相手となるとやはり経験や知識がより豊富でないと難しい場合もあります。困難だと感じた場合には、早い段階でプロのコウモリ駆除業者に相談することをおすすめします。
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