コウモリ駆除の気になる匂い!その種類や対策を紹介
コウモリ駆除をするにあたってさまざまな匂いが周囲に発生します。
侵入したコウモリのフンの匂いや忌避剤の匂いなど普段におわないような匂いがあります。
今回は、これらの匂いの種類や対策についてどのようなものがあるのかを紹介していきましょう。
侵入したコウモリの経路やフンの匂いとは?
コウモリが侵入するとコウモリ自身の匂いやフンの匂いがします。
この場合の匂いとして、よく例えられるのがどぶの匂いです。
汚れている川や池といったところで立ち上る不快な匂いがコウモリの住み着いている場所で発生するのです。
確かに不快な匂いですが、見方によっては意味があり、コウモリが繁殖している証拠にもなります。
コウモリのフンとネズミのフンと形が似ているので、これが判別の決め手になることも少なくありません。
こういった匂いが室内まで入ってくるようであれば、相当なフンやコウモリの数の存在が考えられます。
コウモリ駆除のための薬剤やその匂いの特徴
コウモリ駆除をするためには薬剤を使用して追い払うことが基本になります。
ハチのように駆除として殺傷するイメージもありますが、実はコウモリは害獣ではあるものの鳥獣保護法で保護されている動物であり、安易に殺傷すると罪に問われることもあります。
そのため、いない時間にコウモリが苦手な匂いのものを設置したり、いる時間に嫌いな匂いの忌避剤を吹きかけて追い出したりといった方法が取られるのです。
そのようなコウモリ駆除のために用いられる薬剤は次の4タイプです。
1・スプレー
2・ジェル
3・燻煙剤(くんえん剤)
4・錠剤
主に屋根裏や換気扇に住み着いたコウモリに効果的な薬剤がスプレータイプです。
スプレータイプは、ハッカの匂いがするタイプがほとんどで、使用すると強いハッカの匂いが広がります。
加えてメーカーによっては、殺虫剤のような成分も含まれ散るので薬品のような刺激臭を感じる場合もあるでしょう。
さらに殺虫剤特有の菊の香料のような匂いが混じっているものもあります。
ナフタレンが含まれている製品もあり、つんと来るような刺激臭を感じるケースも珍しくありません。
人やペットへの影響が少ないといわれているものの、むせるくらいの匂いがするものもあるので、マスクやゴーグルを着用してコウモリ駆除をするのがおすすめです。
狭い場所のコウモリ対策に最適ですが、狭い場所で作業する分匂いもこもりやすいので、使用時は注意するようにしましょう。
ジェルタイプのコウモリ駆除剤は、ジェルを塗ることで周囲にコウモリが近づくのを防ぎます。
そのため、出入り口など経路になる場所に設置すると有効に働いてくれます。
ただ、こちらは距離が離れていてもハッカのような匂いがすることが多く、設置場所によっては若干部屋の中もハッカのような匂いがすることもあります。
強烈な匂いが来るわけではないので、そこまで匂いに対して気になるものではありません。
ゴキブリやダニ退治などで使用する燻煙剤もコウモリ駆除用のものとして使用できます。
こちらは、屋根裏や室内などに設置して人は避難する形で使用します。
コウモリのいる場所を含めて広い範囲にコウモリ駆除の期待できる煙が充満し、コウモリを追い払える薬剤です。
こちらもハッカ系の匂いがするほか、燻煙剤特有の燻製の煙のような匂いが混ざっています。
広い範囲で効果が期待できる薬剤ではあるものの、室内にも匂いが入ってくることがあるので、しばらくハッカのような匂いが気になるかもしれません。
錠剤タイプのコウモリ駆除剤もあります。
こちらは、ハッカやナフタレンの匂いが限られた範囲で発生する程度です。
イメージとしてはタンスの防虫剤のようなもので、ごく限られた範囲でしか匂いを感じないでしょう。
ただ、手についたり、服についたりするとナフタレンの防虫剤のような香りが付くので注意が必要です。
ここまで紹介してきたコウモリ駆除剤の中では最も匂いが優しいものといえるでしょう。
このようにコウモリ駆除には、ある程度刺激のある匂いのする薬剤が使われます。
自分で用意したハッカ油スプレーでも撃退できる?
コウモリ駆除剤を見てきて気づいた方もいるかもしれませんが、実はコウモリの苦手な匂いの代表がハッカです。
ハッカの強いニオイを利用することで、コウモリを追い払い、さらに寄せ付けないようにしてしまうことができます。
作り方は、ハッカ油30~40滴ほどと無水エタノール10mlを入れてよく振ります。
その後、精製水90mlを注ぎ薄めることで100ml相当のハッカ油スプレーができます。
ハッカ油を増やせば、より忌避効果が期待できますが、その分ハッカの匂いが強くなるのと、触れた際にひんやりとした強い清涼感が出てくるので注意が必要です。
こういったハッカ油スプレーのように自分でも作ることは可能ですが、弱点もあります。
それは、範囲が非常に狭く、専用品に比べて効果が弱いということです。
自分で作る場合、スプレーはポンプ式のものになります。
これは、市販されているコウモリ駆除剤のようなガス式のものではないため、非常に狭い範囲でしか使用できません。
また、効果が市販品のものに比べて弱い可能性があります。
ハッカ成分以外にも市販のコウモリ駆除剤は多くの薬剤を調合することで、より高い高い効果を発揮しています。
しかし、自作のものはハッカ成分だけなので、じゅうぶんな効果が期待できない場合も否定できません。
あくまでコウモリが疑われる、あるいは家には入ってこないものの、夜になると周囲にコウモリがいるという場合に予防程度の効果になってしまうこともあるでしょう。
ただ、コウモリ駆除に有効な成分であることと、安価に多く作れることから、気になるところにどんどん振りまくことで効果は期待できるはずです。
若干ハッカの匂いがしますが、悪い匂いではないのでそこまで気にならないでしょう。
可能であればコウモリ駆除の専門業者へ依頼を
可能であればコウモリ駆除の専門業者に依頼するのもおすすめです。
コウモリ駆除業者は的確に最低限の薬剤を使用して、最大の効果を狙います。
そのため、少ない量で、より効果的なコウモリ駆除の薬剤を使用したり、速やかにコウモリの侵入を防ぐ対策をしてくれます。
また、気になる匂いも強い刺激にならない匂いの薬剤を使用するなど工夫してくれる場合もあるため、そこまで気になりません。
自分で市販品のコウモリ駆除剤やハッカ油スプレーで対策することも必要ですが、より手っ取り早く対応したい場合はコウモリ駆除の専門業者へ依頼するようにしましょう。
無料で見積もりを取ってくれるケースも多いので、気軽に相談するのがおすすめです。
まとめ
コウモリ駆除の匂いは、ハッカやナフタレンのような刺激のある香りがします。
そのため、どぶのような匂いのするコウモリのフンとともに気になる匂いでもあります。
ただ、使い方を工夫したり、業者に依頼することで匂いを最小限に抑えて、最大の効果が感じられるので、業者を検討するのもおすすめです。
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