コウモリ駆除には最適な時期がある?適した時期で効果的な駆除
コウモリ駆除は、一年を通じてできるイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、コウモリの活動時期は一年間でまったく異なったパターンであることも少なくありません。
また、適さない時期にコウモリ駆除を行っても十分な効果が得られないことも多くあります。
そこで今回は、コウモリ駆除に最適な時期はいつ頃なのか、また時期を誤った場合はどうなるのかといった疑問について解説していきます。
コウモリ駆除は4~6月と10月が最適な時期
コウモリ駆除は、春から初夏にかけての4~6月と10月が最適な時期になります。
その理由として、次の点が挙げられます。
1・適度に活発な時期
2・子どものコウモリがいない
3・作業しやすい天候
コウモリが適度に活発な時期であることが挙げられます。
コウモリ駆除といっても、追い払うことが主な作業になります。
実は鳥獣保護法によってコウモリが保護されており、コウモリを殺傷することが禁じられているからです。
そのため、追い払ってコウモリが逃げてくれるように、コウモリがある程度活発な時期であることが必要です。
冬眠をしていないこの時期がコウモリ駆除に適しているといえるのです。
子どものコウモリがいないことも重要です。
駆除に適した時期として、子どものコウモリがいないことが前提になります。
子どものコウモリがいると駆除をしても逃げられないので、残ってしまいます。
残った子どものコウモリを殺傷するようなことも、さきほどの鳥獣保護法で禁止されているのでできません。
そのため、子どものコウモリも飛んで逃げられるような、この時期に駆除するのが最適なのです。
家に住み着くことが多いイエコウモリの子の親離れは、比較的早く、一ヶ月程で大きくなります。
そして、すぐに離乳してそのまま巣立っていきます。
そのため、子育て期間である7~8月を避けるだけで十分コウモリ駆除が実施可能です。
作業しやすい天候であることもポイントです。
コウモリ駆除は、屋外の作業であったり、場合によっては天井裏に入ったりします。
そのため、雨が多い季節や気温の高い季節は、コウモリ駆除の作業にも支障をきたす場合があります。
夏の時期はこの2つの条件が重なることも多く、作業するのにも手間取ることが少なくありません。
作業する側の作業効率も考えると冒頭のような時期が最適といえるのです。
また、夏場は見方によってはコウモリのフンによって害虫が繁殖している時期でもあります。
コウモリのフンには次のような害虫が含まれており、それらが繁殖している場合もあるのです。
1・コウモリマルヒメダニ
2・コウモリマダニ
3・コウモリトコジラミ
これらについては次の項目で解説します。
以上のような理由から、コウモリ駆除に最適な時期は4~6月、10月ごろになります。
夏場の駆除で危険視されるダニとは?
さきほど紹介した3種類のダニは、コウモリのフンにいる危険なダニになります。
これらのダニがどのようなものか解説しましょう。
まず、コウモリマルヒメダニはマルヒメダニのうち、コウモリに寄生したものを言います。
人にもまれに寄生しますが、それ以前に吸血することもあるので、そちらの被害の方が大きいとされています。
コウモリマダニは、コウモリに寄生するダニで、比較的多いダニです。
こちらは、噛まれると原因不明の発熱を始め、消化器症状として下痢や嘔吐、食欲低下、腹痛、せきなどの呼吸器症状が出ます。
コウモリトコジラミもコウモリのフンによくいる害虫です。
体長4~6mmほどのサイズですが、カメムシの系統の虫なので、悪臭を発することがあります。
こちらは噛まれると腫れる程度の症状で済みますが、とにかくニオイが問題となる害虫です。
コウモリ駆除では、こういった害虫の影響を受けないために長袖などの装備で対応するようにしましょう。
それに夏場は今紹介した害虫が活発に活動するので、その活動が問題になることも少なくありません。
適さない時期にコウモリ駆除をするのはよくない
プロに依頼すると、コウモリ駆除に適さない時期の場合は、スケジュールの調整をお願いされることがあります。
これは、コウモリ駆除が失敗しやすいからです。
しかし、プロでない一般の方がコウモリ駆除をしようとすると時期を考えずに対応してしまうことも少なくありません。
こういったことをしてしまうと、次のようなトラブルが発生します。
1・子どものコウモリだけ残る
2・冬眠中で反応が鈍い
3・気温のために作業しにくい
子育て中の7~8月にコウモリ駆除を実施すると、子どものコウモリだけが残ってしまう危険性があります。
なぜなら、出産シーズンのこの時期にコウモリ駆除を行うと、飛べない子どものコウモリが多くいるからです。
子どものコウモリを駆除しようとすると、鳥獣保護法に抵触してしまうことや親コウモリがまた何かしらの方法で、戻ってしまうといったリスクもあります。
冬場のコウモリ駆除もおすすめしません。
冬場のコウモリは冬眠しており、大人しいのですがコウモリ駆除の薬剤を散布したり、燻蒸剤で煙を焚いたりしても、そこまで効果が出ない可能性があります。
また、仮に追い出したとしても寒冷のため、近隣で多数のコウモリが大量死することが考えられ、それが社会的に問題になることも否定できません。
最後が寒かったり、暑かったりといった気温の問題です。
すぐに終わるから問題ないと考えている方もいますが、実際にコウモリ駆除の作業をすると思った以上に時間がかかります。
そうなると、作業もしにくくなるだけでなく、こちらの体調も悪くなります。
こういったミスマッチな時期にコウモリ駆除を行うと、さまざまな問題が起こります。
さらに防護が不十分だと、侵入したコウモリが持ち込んだ害虫などによって感染症に感染してしまう危険も考えられます。
こういったリスクがあるので、可能であれば業者に相談して的確な時期にコウモリ駆除を実施して見舞うことで被害を最小限に抑え、安全に家からコウモリを追い出すことができるでしょう。
まとめ
コウモリ駆除の最適な時期は4~6月、そして10月です。
この時期はコウモリ駆除が効果的に行えるだけでなく、安全に作業できるメリットもあります。
プロでない場合、コウモリの鳴き声がしたらすぐに駆除に不向きな時期でも作業してしまいがちですが、落ち着いて専門の業者に相談し、追い出してもらうのがおすすめです。
長野県南佐久郡の害鳥・害獣・害虫駆除は、泰商サービス
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