ーコウモリ駆除に必要な道具とは?初心者でもわかる準備と注意点ー

コウモリ駆除は道具選びが成功を左右する
コウモリ被害は、屋根裏や軒下、換気口など目につきにくい場所で進行することが多く、気づいたときにはフンや臭い、騒音などの被害が広がっているケースが少なくありません。さらにコウモリは鳥獣保護管理法の対象となっており、勝手に捕獲したり駆除したりすることはできません。そのため、正しい知識と道具を使い、「追い出し」「清掃」「再侵入防止」という流れで対応する必要があります。
特に初心者の場合、道具が不足していたり不適切だったりすると、十分な効果が得られないばかりか、健康リスクや事故につながる恐れもあります。ここでは、コウモリ駆除に必要な道具を目的別に分けて、わかりやすく解説していきます。
コウモリ駆除の基本的な流れを理解する
まず理解しておきたいのは、コウモリ駆除は一度の作業で終わるものではないという点です。侵入経路の確認、追い出し作業、フンの清掃と消毒、そして再侵入防止対策までをセットで行うことが重要になります。それぞれの工程で使う道具は異なるため、事前に全体像を把握したうえで準備することが、失敗を防ぐポイントです。
コウモリ駆除に必要な基本的な安全対策用の道具
コウモリ駆除で最優先すべきなのは、安全の確保です。フンやホコリには菌やダニが含まれている可能性があり、無防備な状態で作業すると健康被害につながる恐れがあります。
防護服や作業着
肌を露出しない長袖長ズボンの作業着や、防護服は必須です。特に屋根裏などの狭い空間では、体にフンやホコリが付着しやすくなります。使い捨てタイプの防護服であれば、作業後に処分できるため衛生面でも安心です。
ゴム手袋や軍手
素手での作業は非常に危険です。厚手のゴム手袋を着用することで、フンや汚れとの直接接触を防げます。必要に応じて軍手と併用し、二重にすることで安全性が高まります。
マスクとゴーグル
乾燥したコウモリのフンは粉じんとなって舞い上がることがあります。これを吸い込まないためにも、防じん性能のあるマスクやゴーグルは欠かせません。特に屋根裏作業では必須の道具です。
コウモリを追い出すために使う道具
コウモリは保護対象のため、捕獲や殺処分はできません。そのため、嫌がる環境を作り、自ら外へ出ていくように促す道具を使います。
忌避スプレー
コウモリ専用の忌避スプレーは、強い臭いや刺激によってコウモリが近寄りにくくなります。侵入口や屋根裏の奥など、コウモリが潜んでいる場所に噴霧することで、追い出し効果が期待できます。
燻煙剤
屋根裏など広範囲にコウモリがいる場合には、燻煙剤が有効です。煙が空間全体に行き渡ることで、居心地の悪さを感じたコウモリが外へ移動します。ただし、使用時は換気や火災報知器への配慮が必要です。
LEDライトや懐中電灯
コウモリは暗い場所を好むため、明るい光は追い出しの補助になります。また、侵入口やフンの位置を確認するためにも、十分な明るさのライトは欠かせません。
再侵入を防ぐために必要な道具
追い出しが成功しても、侵入口を塞がなければ再び戻ってきてしまいます。再侵入防止は、コウモリ駆除で最も重要な工程の一つです。
防獣ネット
換気口や軒下の隙間には、防獣ネットを設置します。通気性を保ちつつ、コウモリが入り込めない目の細かいものを選ぶことが大切です。
コーキング材やパテ
小さな隙間やひび割れは、コーキング材やパテで埋めます。コウモリはわずかな隙間からでも侵入するため、細部まで丁寧に処理することが重要です。
脚立やはしご
高所の作業では、安定した脚立やはしごが必要です。転倒防止のため、必ず平坦な場所に設置し、無理な体勢での作業は避けましょう。
清掃と消毒に使う道具
コウモリがいた場所にはフンや尿が残っていることが多く、放置すると悪臭や害虫発生の原因になります。
掃除用具
ほうきやちりとり、使い捨ての雑巾などでフンを回収します。乾燥したフンは舞いやすいため、軽く湿らせてから作業すると安全です。
消毒剤や除菌スプレー
清掃後は必ず消毒を行います。除菌と同時に消臭効果のあるものを使うことで、室内環境を清潔に保てます。
違法にならないために意識すべきポイント
コウモリ駆除で認められているのは、あくまで「追い出し」と「侵入防止」です。忌避スプレーや燻煙剤は、コウモリが嫌がる環境を作る目的で使用するものであり、直接ダメージを与える使い方は避けなければなりません。また、巣やフンを撤去する場合も、コウモリがいないことを確認してから行うことが重要です。特に繁殖期には子どもが残っている可能性があり、無理に作業するとトラブルにつながります。道具を使う前に、時期や状況を冷静に判断することが、安全で確実な対策につながります。
初心者が特に注意すべきポイント
道具を揃えても、使い方やタイミングを誤ると十分な効果が得られません。
・コウモリの活動時間帯を確認する
・繁殖期は作業を避ける
・高所作業は無理をしない
・少しでも不安があれば専門業者に相談する
これらを意識することで、トラブルや事故を防ぎやすくなります。
まとめ
コウモリ駆除に必要な道具は、防護用、追い出し用、再侵入防止用、清掃用と大きく分けて複数あります。どれか一つが欠けても、十分な効果は得られません。正しい道具を揃え、順序立てて作業を進めることで、初めて安全で確実なコウモリ対策が可能になります。
また、コウモリは法律で守られている生き物であるため、自己判断で無理な対応をすると法的な問題につながる恐れもあります。被害が広範囲に及んでいる場合や、高所作業が必要な場合、健康面に不安がある場合は、無理をせず専門業者への依頼を検討することも大切です。
さらに、コウモリ被害は一度解決しても、環境が整っていなければ再発する可能性があります。侵入口の定期的な点検や、フンや臭いの早期発見を心がけることで、被害の拡大を防ぐことができます。
自分で対応する場合でも、必ず安全対策を優先し、必要な道具を事前に揃えてから作業を行いましょう。住まいの状況や被害の程度に合わせて、無理のない方法を選ぶことが、結果的に家族の健康と住環境を守ることにつながります。
長野県南佐久郡の害鳥・害獣・害虫駆除は、泰商サービス
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