ーコウモリ駆除を環境に優しい方法で行うには?薬剤に頼りすぎない対策を解説ー - 泰商サービス
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ーコウモリ駆除を環境に優しい方法で行うには?薬剤に頼りすぎない対策を解説ー

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環境に優しいコウモリ駆除とは何か

コウモリが屋根裏や軒下、換気口などに住み着くと、フンや尿による汚れ、悪臭、物音などの被害が起こります。しかし、被害を早く止めたいからといって、強い薬剤を大量に使ったり、コウモリを傷つけたりする方法は適切ではありません。環境に優しいコウモリ駆除とは、殺すのではなく建物の外へ追い出し、再び入れない状態をつくることを基本とした対策です。

コウモリは夜間に昆虫を食べるため、自然環境の中では害虫の増加を抑える役割も担っています。そのため、住宅への侵入被害と野生動物としての役割を分けて考え、必要以上に排除しないことが大切です。自宅に住み着いた個体だけを安全に追い出し、屋外で暮らせるようにする方法であれば、周囲の生態系への負担を抑えられます。

また、環境に優しい方法では、薬剤の使用量を減らすだけでなく、建物の隙間を直すことが重要です。侵入口を残したままでは、追い出しても別の個体が入り込む可能性があります。追い出し、清掃、封鎖、定期点検を一つの流れとして行うことが、長期的にも負担の少ない対策になります。

まずはコウモリの侵入口と活動状況を確認する

環境に配慮してコウモリ駆除を行うには、最初に被害状況を正確に把握する必要があります。コウモリはわずかな隙間から入り込むため、屋根と外壁の接合部、軒天、戸袋、換気口、シャッターボックス、配管周辺などを確認しましょう。日中は姿が見えにくいため、夕方から夜にかけて建物を少し離れた場所から観察すると、出入りする位置を見つけやすくなります。

床や外壁の近くに落ちているフンも重要な手掛かりです。黒く細長いフンが同じ場所に集中している場合、その上部に休む場所や侵入口がある可能性があります。ただし、フンを素手で触るのは避けてください。乾燥したフンを勢いよく掃くと細かな粉じんが舞うため、マスクと手袋を着用し、軽く湿らせてから静かに回収します。

確認するときは、次の点を記録しておくと対策しやすくなります。

侵入口と思われる隙間の位置
夕方に飛び立つコウモリの数
フンや尿の汚れがある範囲
天井裏や壁の中から音がする時間
建物のひび割れや劣化の状態

数や侵入口が分からないまま対策すると、内部にコウモリを残したまま封鎖するおそれがあります。まず観察し、状況に合った方法を選ぶことが重要です。

薬剤に頼りすぎない追い出し方法

環境に優しいコウモリ駆除では、強い薬剤を広範囲に散布するのではなく、光、空気の流れ、においなどを補助的に使いながら外へ出るよう促します。ただし、どの方法も単独で永久的な効果が続くわけではありません。コウモリが出ていったことを確認したうえで、侵入口をふさぐ作業まで行う必要があります。

光や空気の流れを利用する

暗く静かな場所を好むコウモリに対して、屋根裏へ安全に照明を当てたり、換気によって空気の流れを変えたりする方法があります。人が安全に立ち入れる範囲で環境を変えることで、居心地を悪くして移動を促します。ただし、電気機器を断熱材の近くに置くと火災の危険があるため、発熱しにくい機器を選び、長時間放置しないようにしましょう。

また、大音量を長時間流す方法は、近隣住民やほかの動物への負担になる可能性があります。周囲への影響を考え、必要最小限にとどめることが大切です。

天然成分系の忌避剤を補助的に使う

ハッカなどの香りを利用した忌避剤や、天然由来成分を使用した製品もあります。こうした製品は、化学薬剤の使用を抑えたい場合の選択肢になりますが、天然成分だから完全に安全とは限りません。人によっては香りで気分が悪くなったり、ペットに影響したりすることがあります。使用前に成分と注意事項を確認し、狭い屋内では十分に換気してください。

忌避剤は侵入口付近へ必要な量だけ使い、コウモリが逃げられる出口を残します。内部へ直接大量に吹き込むのではなく、追い出しを助ける道具として慎重に使用しましょう。

追い出した後の封鎖が最も重要

コウモリ駆除を環境に優しい方法で成功させるには、薬剤を使い続けるよりも、侵入口を物理的にふさぐことが効果的です。コウモリが建物の外へ出たことを数日間確認した後、金網、パンチングメタル、補修材などを使って隙間を封鎖します。通気口を完全にふさぐと換気性能が下がるため、通気性を保ちながら侵入を防げる材料を選びましょう。

封鎖する場所は、現在使われている穴だけではありません。周辺にある外壁の割れ、劣化したコーキング、屋根材の浮きなども補修します。一つの穴を閉じても、近くに別の隙間があれば再侵入されるため、建物全体を点検することが必要です。

なお、内部に個体が残っている状態で穴を閉じると、室内側へ入り込んだり、壁の中で死んで悪臭が発生したりするおそれがあります。特に子育ての時期には、飛べない子どもが残っている可能性があります。気配が消えたからと急いで封鎖せず、夕方の出入りや新しいフンの有無を確認してから作業してください。

高所や屋根周辺での作業は危険です。脚立で無理に届かせようとせず、安全に作業できない場所は専門業者へ任せましょう。

清掃と専門業者選びでも環境への配慮ができる

追い出しと封鎖が終わったら、フンや尿で汚れた場所を清掃します。作業時はマスク、手袋、長袖の服を着用し、フンを軽く湿らせてから回収してください。大量の水や洗剤で一気に流すと、汚れが周囲へ広がる可能性があります。必要な範囲を少量ずつ清掃し、使用する洗浄剤も用途に合ったものを適量使うことが大切です。

天井裏に大量のフンがある場合や、断熱材まで汚れている場合は、個人での清掃が難しくなります。専門業者へ相談するときは、薬剤散布だけで終わらず、追い出し、封鎖、清掃まで対応しているか確認しましょう。環境への配慮を重視する場合は、使用する薬剤の種類や量、施工方法について事前に質問することも大切です。

業者を選ぶ際は、次の点を確認すると安心です。

現地調査を行ってから作業内容を説明してくれる
捕獲や殺処分ではなく追い出しを基本としている
侵入口を建物全体から調査してくれる
必要以上に薬剤を散布しない
再侵入を防ぐ補修方法を提案してくれる

環境に優しいコウモリ駆除は、特別な道具だけで行うものではありません。状況を確認し、必要最小限の忌避対策で追い出し、侵入口を丁寧にふさぐことが基本です。人やペット、周辺環境への影響を考えながら、安全で再発しにくい方法を選びましょう。

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